鹿喰研究室紹介

当研究室では画像処理・映像処理に関係する分野を研究しています。

人は膨大な情報を目から得ています。映像から情報を抽出したり、映像を効率的に伝送・蓄積する技術、あるいは映像を生成・加工・提示する技術の研究を行います。
近年、映像環境が劇的に変化しています。

  • 4K・8K放送が開始。超高解像度化、広色域化、HDR化により感性も表現可能に
  • 人口を上回るカメラの普及による映像の量的変化
  • スマートフォンのカメラ(Slo-mo)センサー(LiDAR)によるリッチな情報取得
  • HMD等、表示環境の多様化
  • 認識・分析から画像生成(DeepFake)まで行う深層学習の登場
  • 圧縮・認識技術の高度化と自動運転などでの実用化

これらを踏まえ、また映像を見たときの個人の感じる印象など多様性も考慮し、新たなQoE (Quality of Experience)を追求します。

映像表現

映像表現グループでは、画像から得られる人の印象に重点を置いて研究しています。
輝度や色域、コントラスト、ディスプレイの大きさなど様々な観点から印象の変化を調べ、それを活用していく方法を研究しています。

映像分析

映像分析グループでは、画像認識手法を用いることで入力映像を分析し、その結果からなんらかの処理をする研究に取り組んでいます。
具体的に
・サッカーのハイライト自動生成
・人検知による危険認識
・動作(ランニングフォーム)分析
・パンの種類認識
などの題材で取り組んでいます

動画符号化

動画符号化グループでは、動画圧縮の技術についての研究をしています。
主にh.265/HEVCという規格を扱っており、エンコード処理速度の向上や処理の最適化などを目的としています。

TVML

TVMLとはリアルタイムCGや音声合成などを使って台本を番組にするソフトウェアのことで、我々は掲示板の番組化とアニメーションを用いたチャットに取り組んでます。